C-NET(PC)C の内部

C-NET(PC)C シリーズには、 サポートするメディアの違いによってモデルがいくつかあるようです。 しかし、実際には、 メディアの違いはカードに添付されるケーブルによって対応されており、 カード本体は同一のようです。

最近、このケーブルが添付されていない C-NET(PC)C を、 ジャンク扱いで格安で購入しました。 そこで、前から PC カードの中がどうなっているのか知りたかったこともあり、 思い切って分解を試みました。

フタを開ける

写真1: 外観

Outside view of C-NET(PC)C

開ける前のカード。 左側が PC カードのコネクタ、右側がネットワークケーブルのコネクタです。


写真2: 内部

Internals of C-NET(PC)C

どうやったら開けることができるか悩みましたが、 表と裏を覆っている金属の板がわずかに浮いている部分をそーっと持ち上げると、 ベリベリっという感じで簡単に剥がれてしまいました。 この金属板は、プラスチックのフレームに、 ゴムノリ状のもので貼り付けてあっただけでした。 (これは、結構古いもののようだったので、 ノリが弱っていたのかも知れません。)

PC カードの中は、もっと「独特」かと思っていましたが、 割と普通のボードが入っていました。

筆者は、C-NET(PC)C の中身は SSi の 78Q8377A だと聞いていましたが、 実際には 78Q8373 が入っていました。 あるいは、C-NET(PC)C には、 CIS の構成がかなり異なる複数のバージョンが存在するらしいので、 製造時期などによって、8373 だったり 8377A だったりするのかも知れません。


警告

上記の記述および画像は、実際に分解作業を行なって作成しましたが、 筆者はパーソナルコンピュータや周辺機器の分解を推薦していません。

WARNING

Although the above texts and pictures are based on an actual disassembly process, the author is not recommending to disassemble personal computers and/or peripheral devices.