C-NET(9N)C-10 について

C-NET(9N)C という「イーサネットカード」については、 コンテックのサイトで見て、 98 ノート用のイーサネットカードだということは知っていたのてすが、 詳細はわかりませんでした。 今回、実物を手にしたところ、 一見 PC カード風ですが、 実は異なるカード型のインターフェースであることを発見しました。 98 ノートって、奥が深いんですね。

カードを眺める

写真1: 外観

Outside view of C-NET(9N)C

カードを見たところ。 左側が PC に繋がるコネクタ、 右側がネットワークケーブルを接続する (と思われる) コネクタです。

大きさは PC カードとだいたい同じですが、厚さが変わっていて、 Type II と Type III の間くらい。違うのは厚さだけかと思ったら・・・


写真2: カードエッジ

Close up, card edge of C-NET(9N)C

PC に接続されるコネクタ部分を見ると、 なんと、コンタクトが千鳥状になっています。 これは PC カードではありません。 (写真が見にくいのですが、わかるでしょうか。)


開けてみる

写真3: 内部を表から

Internals, top view

ケースの作りが C-NET(PC)C と似ていたので、 迷わず開けることができました。 中にはメモリが見えていますが、カンジンの NIC はありません。


写真4: 内部を裏から

Internals, bottom view

裏側もはがしてみると、NIC がありました。 期待通り (?) の MB86960A です。 (上辺左側。) その右側は 10baseT トランシーバ MB86961。 さらにその右下にはトランスが見えています。 わかりやすい構成です。


写真5: NIC 付近

Close up of NIC

これは、NIC 付近の拡大。 確かに MB86960A です。 これで、fe ドライバの若干の修正で、 C-NET(9N)C にも対応できる可能性があることがわかりました。